2006年 12月 10日
ニュース・チェック 3 |
“自転車盗難にあった人 48.5%”
どこの調査機関がどんな調査方法で行なったのかわからないが、48.5%とは高い数字である。二人に一人かよ。そういうヤツガレも、被害者だけど。
今を遡ること二十数年前、京都に住んでいた頃のある日、鴨川のほとりでとある人と待ち合わせをした。自転車で駆けつけて道の端に駐車して、階段を降りて川の方へ歩いていった。相手は先に来ていた。「やあやあ、おまたせ」「いやいや、大丈夫。歩いてきたの?」「遅れそうになったから、自転車で来たよ」「自転車? どこ?」「あそこに置いてきた」と振り返って指さそうとすると、見知らぬ少年がヤツガレの自転車に乗って、こちらをちらちら気にしながら去って行く。「あ!」っと思ったがもう遅い。階段を駆け登った時には、すでに少年の姿は小さくなって黄昏の街中へと消えていったのである。
どこの調査機関がどんな調査方法で行なったのかわからないが、48.5%とは高い数字である。二人に一人かよ。そういうヤツガレも、被害者だけど。
今を遡ること二十数年前、京都に住んでいた頃のある日、鴨川のほとりでとある人と待ち合わせをした。自転車で駆けつけて道の端に駐車して、階段を降りて川の方へ歩いていった。相手は先に来ていた。「やあやあ、おまたせ」「いやいや、大丈夫。歩いてきたの?」「遅れそうになったから、自転車で来たよ」「自転車? どこ?」「あそこに置いてきた」と振り返って指さそうとすると、見知らぬ少年がヤツガレの自転車に乗って、こちらをちらちら気にしながら去って行く。「あ!」っと思ったがもう遅い。階段を駆け登った時には、すでに少年の姿は小さくなって黄昏の街中へと消えていったのである。
by konchikusho
| 2006-12-10 08:03
| 今(季節や時事)