2006年 10月 05日
定置網(ていちあみ) |
村人が俗に「はめ」とも呼ぶ鮎捕り漁が一日からはじまった。『罠に「ハメ」る』の意か?
鮎は夏の間は単独で行動する。各個体が自分のテリトリーを持って川床の石に付着した藻を食べる。その習性を利用して、オトリ鮎を使ってそれを攻撃してくる鮎を釣り上げる「友釣り」という独特の釣法が成立するわけだ。
ところが秋になり産卵の季節が来ると、一転して集団化する。雌鮎を中心に次第に大きな固まりとなって一斉に川下に下っていく。これを「落ち鮎」と呼ぶ。
川幅一杯に張った網で落ち鮎を待ち構え、写真左手の川岸、U字形に一段下がったポイント(「ツロ」と呼んでいる。「通路」の意か?)に追い込んで一網打尽にする、というのがこの漁の要諦である。
ところがどっこい敵もさるもの、なかなかそう簡単にはツロの中にほいほいとは入ってくれない。近くまで来たかと思ってすわっ構えると、またささっと上っていく。そしてまたゆっくり落ちてくる。その繰り返しである。
一旦入ったら大漁である。一度に三十や四十は捕れるだろう。それが楽しい(らしい)が、見ていたらその喜びが一日わずか二度か三度である。
言葉は悪いが閑人(ひまじん)でなければできない漁である。リタイヤしたが体力はまだ有り余っているという中老達が四五人集まって歓談しながらのんびりやっている。それをまた反対岸からボーっと眺めている老人がいたりする。のんきなもんだね。うらやましい。
鮎は夏の間は単独で行動する。各個体が自分のテリトリーを持って川床の石に付着した藻を食べる。その習性を利用して、オトリ鮎を使ってそれを攻撃してくる鮎を釣り上げる「友釣り」という独特の釣法が成立するわけだ。
ところが秋になり産卵の季節が来ると、一転して集団化する。雌鮎を中心に次第に大きな固まりとなって一斉に川下に下っていく。これを「落ち鮎」と呼ぶ。
ところがどっこい敵もさるもの、なかなかそう簡単にはツロの中にほいほいとは入ってくれない。近くまで来たかと思ってすわっ構えると、またささっと上っていく。そしてまたゆっくり落ちてくる。その繰り返しである。
一旦入ったら大漁である。一度に三十や四十は捕れるだろう。それが楽しい(らしい)が、見ていたらその喜びが一日わずか二度か三度である。
言葉は悪いが閑人(ひまじん)でなければできない漁である。リタイヤしたが体力はまだ有り余っているという中老達が四五人集まって歓談しながらのんびりやっている。それをまた反対岸からボーっと眺めている老人がいたりする。のんきなもんだね。うらやましい。
by konchikusho
| 2006-10-05 05:42
| 今(季節や時事)