2010年 04月 29日
連休企画 第二弾 |
ハイお次は木工館・Gワークスでの恒例企画『ねんいち展』の搬入。
その紹介文、今度は自分で書きましたよ。
「あまりにも工夫が無い」と言われそうですが、『三がテーマ』と聞いて私は三角形の紙を漉くことしか思い浮かびませんでした。いろいろな大きさの、いろいろな表情の三角形竹紙を漉く、まあそれでいいじゃないですか。
ただ搬入直前、値札をつける時になって慌てました。私の紙は基本的に『1㎠あたり1円』と相場が決まっています。(もちろん紙の厚さや表情、色合いなどの手間によって多少の変動はあります)。「三角形の面積ってどうやって出すんだったっけなあ?」。おぼろげな記憶をたどりながら、ようやく『底辺x高さ÷2』(テイヘンカケルタカサワルニ)という、まるで呪文かなにかのような公式を思い出しましたが、調べてみたら『ヘロンの公式』という解法もあるらしいことがわかりました。これは三角形の三辺を知るだけで、その面積を算出する方法です。
ヘロンさんという人は、今からちょうど二千年くらい前の古代ローマで活躍した数学者、工学者だそうですが、理論家というよりはより実践に即した技術者だったみたいです。たとえばどんなに広い複雑な土地でも、それを適当に三角形に分割していって、その三辺を測量してそれぞれの面積を求めれば、その総和がすなわち土地全体の面積であるというのだから、なるほど便利で実践的ではありませんか。
その公式は次のようなものです。→こちら
なんて簡潔にして美しい公式でしょうか! 分数やルート記号が入っているから神秘的な雰囲気さえ漂わせています。わたしはすっかりこの公式の虜になってしまいました。
それで今回、私は販売価格の計算方法をすべて『ヘロンの公式』を使って行なうことにしました。でもいざとなって始めたら、思ったよりも大変。計算それ自体は単純なのですが、加減乗除すべてが入っているので、電卓を使ってもたった一枚の紙の価格を算出するのに数分はかかります。物差しで測れるくらいの大きさの紙ならば、「テイヘンカケルタカサワルニ」の方がよっぽど楽だったかなあ、とちょっとだけ後悔しているところです。
その紹介文、今度は自分で書きましたよ。
「あまりにも工夫が無い」と言われそうですが、『三がテーマ』と聞いて私は三角形の紙を漉くことしか思い浮かびませんでした。いろいろな大きさの、いろいろな表情の三角形竹紙を漉く、まあそれでいいじゃないですか。
ただ搬入直前、値札をつける時になって慌てました。私の紙は基本的に『1㎠あたり1円』と相場が決まっています。(もちろん紙の厚さや表情、色合いなどの手間によって多少の変動はあります)。「三角形の面積ってどうやって出すんだったっけなあ?」。おぼろげな記憶をたどりながら、ようやく『底辺x高さ÷2』(テイヘンカケルタカサワルニ)という、まるで呪文かなにかのような公式を思い出しましたが、調べてみたら『ヘロンの公式』という解法もあるらしいことがわかりました。これは三角形の三辺を知るだけで、その面積を算出する方法です。
ヘロンさんという人は、今からちょうど二千年くらい前の古代ローマで活躍した数学者、工学者だそうですが、理論家というよりはより実践に即した技術者だったみたいです。たとえばどんなに広い複雑な土地でも、それを適当に三角形に分割していって、その三辺を測量してそれぞれの面積を求めれば、その総和がすなわち土地全体の面積であるというのだから、なるほど便利で実践的ではありませんか。
その公式は次のようなものです。→こちら
なんて簡潔にして美しい公式でしょうか! 分数やルート記号が入っているから神秘的な雰囲気さえ漂わせています。わたしはすっかりこの公式の虜になってしまいました。
それで今回、私は販売価格の計算方法をすべて『ヘロンの公式』を使って行なうことにしました。でもいざとなって始めたら、思ったよりも大変。計算それ自体は単純なのですが、加減乗除すべてが入っているので、電卓を使ってもたった一枚の紙の価格を算出するのに数分はかかります。物差しで測れるくらいの大きさの紙ならば、「テイヘンカケルタカサワルニ」の方がよっぽど楽だったかなあ、とちょっとだけ後悔しているところです。
by konchikusho
| 2010-04-29 07:00
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