2006年 06月 05日
伐竹開始 |
竹を扱う人ほど、不思議におもうかもしれない。
一般に竹の伐り旬は晩秋以降である。水分吸収がおさまり身が締まった頃に伐れば虫が入りにくい、水揚げの活発な春から夏にかけては最悪である、と教科書にも書いてある。
ところが、こと竹紙に関しては、今この時期が収穫期となる。
「今年出た筍の食いそびれて伸びたヤツ」という表現をよく使うが、筍と若竹の中間ぐらいの竹を伐る。筍のことを英語でbamboo shootと言うように、掘らずにおいた筍はまさしく空に向かって一直線に伸びてゆく。そして根元のほうの節から順に皮が剥けてゆき、それから横枝を出す。ちょうどそのあたりである。専門用語で嫩竹(とんつく)と言う。『ごく若い竹』という意味だ。
巷間、筍の不作が伝えられていたが、わが村では決してそんなことはなかった。毎年、村内5ケ所ほどの地区で竹を伐らせてもらっていて、去年豊作だったところはたしかに少なかったようにも思えたが、そのかわり去年まったく採れなかったところがみごとに豊作である。
竹にもやっぱり「成り年」「当り年」とかあるのだろうか?。そして、それはまたフィールドごとに独立したものなのだろうか?
一般に竹の伐り旬は晩秋以降である。水分吸収がおさまり身が締まった頃に伐れば虫が入りにくい、水揚げの活発な春から夏にかけては最悪である、と教科書にも書いてある。
ところが、こと竹紙に関しては、今この時期が収穫期となる。
「今年出た筍の食いそびれて伸びたヤツ」という表現をよく使うが、筍と若竹の中間ぐらいの竹を伐る。筍のことを英語でbamboo shootと言うように、掘らずにおいた筍はまさしく空に向かって一直線に伸びてゆく。そして根元のほうの節から順に皮が剥けてゆき、それから横枝を出す。ちょうどそのあたりである。専門用語で嫩竹(とんつく)と言う。『ごく若い竹』という意味だ。
巷間、筍の不作が伝えられていたが、わが村では決してそんなことはなかった。毎年、村内5ケ所ほどの地区で竹を伐らせてもらっていて、去年豊作だったところはたしかに少なかったようにも思えたが、そのかわり去年まったく採れなかったところがみごとに豊作である。
竹にもやっぱり「成り年」「当り年」とかあるのだろうか?。そして、それはまたフィールドごとに独立したものなのだろうか?
by konchikusho
| 2006-06-05 06:54
| 竹(タケについて)